「屋根裏の恋人」「カラマーゾフの兄弟」「ストロベリーナイト」「特命係長・只野仁」などのヒット作を手掛ける、脚本家 旺季志ずかによる初の作・演出となる古事記ミュージカル、「天の河伝説 」の音楽監督を佐々木恵梨が担当します。
ムーンプロジェクト 古事記ミュージカル
「天の河伝説」
作・演出:旺季志ずか
製作:Happy
【公演スケジュール予定】
・池袋シアターグリーンBox in Box THEATER 公演
2017年11月14~19日
・壱岐の島 大ホール公演
2018年2月10日:本番
※詳細は続報をお待ち下さい。
<古事記をモチーフに、男女四人が織りなす恋と人間模様を主軸に、主人公の女性ふたりが、個性豊かなキャストたちにもまれ、「本当の自分」を見つけるまでを描く神様ミュージカルです。オールキャストオーディションでお贈りします>
旺季志ずか(脚本家・小説家)
20代は芝居一筋で、女優として活動しながら舞台をプロデュース。
その後、脚本家に転身。「屋根裏の恋人」「カラマーゾフの兄弟」「ストロベリーナイト」「特命係長只野仁」などヒット作を手掛ける。2016年小説「臆病な僕でも勇者になれた七つの教え」はベストセラー。次作の「虹の翼のミライ」と共に自己啓発エンタメというジャンルを確立した。
舞台台本に「14番目の月」(シブゲキ)。今回が初の作、演出となる。
Happy
派遣で皿洗いをしている三年前、ある事件をきっかけに「自分を生きたい」と日々の心の在り方を書くブログ「世界は自分で創る」を始める。あっという間に読者が増え、同名の書籍を発表。
その後、ジュエリーデザイン、「自分と結婚式」、セミナー、イベント事業等で起業、実業家への道を歩み始める。創業三年弱にして、奇想天外な「宇宙経営」で、年商一億以上の成果を出し、奇跡を起こす女と、ネット界で注目の的。
<ストーリー>
古事記を上演する演劇団は、イケメンの演出家ハヤヒと、その弟の優しい主演俳優ルナを中心に個性豊かなメンバーで構成されている。
長崎壱岐で、病に倒れる女神役をやっていたルナに代わりに、新しい「姫役」の女性を募ることになった。
四名の女性たちから選ばれるオーディションはなぜか、「葉」がつく名前の者ばかり。
三葉と八葉が最終的に残るが、二人は、劇団に入り、稽古の中でどちらが女神役をするか試されることになる。
自信がなくいつも不安な三葉と、東京で娼婦をしていた毒舌の八葉。
ふたりは、ハヤヒとルナとの恋愛も絡んで、複雑な人間模様を呈していく。
三葉は、ハヤヒに惹かれながらもルナの優しさに揺れる。
八葉は、三葉が八方美人に見え毒づく。三葉への意地悪からハヤヒを誘惑しようとして反対に惹かれてしまうが、ハヤヒは異常なほど、八葉に冷たい。
劇団での生活、ルナのサポートを通して自信を取り戻していく三葉は主演女優たるにふさわしく花開いていく。
しかし、八葉は、どんどん落ちていく。
実は、この劇団、主演女優を探すというのは名目で、神様たちの集団。
ハヤヒはアマテラスであり、ルナはツキヨミ。そのほかの者たちも実は神様なのだ。
古い時代に、行方不明になった瀬尾律姫の魂の生まれかわりを探して時空を超えて旅している。
わかっているのは、名前に「葉」がつくということだけ。
そして、おそらく瀬尾律姫は、自分が誰であるか忘却し、人間として輪廻転生していること。
その瀬尾律姫は、三葉なのか、八葉なのか。
この物語は、古事記の名シーンを各所に織り込みながら、ヒロインのふたりが、舞台へのチャレンジや恋模様を通して「ほんとうの自分」を取り戻していくラブファンタジーミュージカルです。